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●鹿児島のだんご ②しんこだご
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鹿児島の言葉は、文字が省略されることがよくあります。
『だんご』ならば”ん”が省略されます。
省略されるのは言葉の前後によって変わってきますが、
たとえば

『おばあさん』→『ばさん』
『おじいさん』→『じさん』
『弟』→『おとっ』
『妹』→『いもっ』
『犬』→『いん』

鹿児島弁は、その他にも色々難しくて、私も知らない言葉がいっぱいあります。
とくにイントネーションがすごく難しいらしいです。

鹿児島弁について調べていたら、こんなのを見つけたので、ちょっと引用


「オガ クッガ ナガゴッナッタ。」
「ソゴン スンクジレ アラセンカ。」 

参考:鹿児島の方言


耳で聞く分にはわかるのですがこうして文字にみるとおよそ日本語とは思えない。



「ぼくの靴がなくなってしまった」
「そこの隅っこのほうにあるんじゃないですか」

という意味なんですけど
他県からお仕事で行ったりしたら言葉がわからなくて大変だろうなあなんて思ってしまいました。




ちょっと話がずれてしまったけれどとにかくだんごの事をだご、と呼ぶので地元では『しんこだご』とよばれて親しまれているこのお団子です。
とはいっても、最近では鹿児島でも見かけなくなってしまいました。
私が子供のころは、たこ焼き屋さんと並ぶほど、しんこだご屋さんの屋台はどこにでもあったものですが・・・


*名前の由来

昔、深固院(しんこいん)というお寺があり、その寺を建てた伊集院島津家の石屋(せきおく)という和尚が飢饉の時、籾(もみ)を粉にして餅をつき、醤油をかけて焼いて食べさせたのがはじまりだと、

こちらのブログでよみました。ふむふむ、そーなのか~住民に団子の名前を聞かれ、困った和尚がとっさにしんこだごと答えたのがはじまりだそうです。
しんこだごは、お醤油味の甘くないおだんごです。焼きおにぎりのお団子バージョンだと思ってもらえますとわかりやすいとおもいます。





<しんこだごの作り方>

(材料)
・寒ざらし粉またはだんご粉

(作り方)
粉と水を握れるくらいの硬さに合わせ、親指大のまるい団子にしながら煮立った鍋の中に落としゆでる。
だんごを15センチ位の竹串に五個ずつ刺し、炭火の上で焼く。
その時、醤油に少しばかりの砂糖を混ぜたタレを2、3度かけながら焼きあげる。


(参考:南日本暮らしの宝シリーズ NO.39)


なんというアバウトなレシピでしょう、いつものことながら。
私は白玉粉200gと水~190mlでだんごを作って、お醤油大さじ2に甜菜糖小さじ1のタレでつくりました。

●鹿児島のだんご ②しんこだご_d0169410_04905.jpg


五個ずつ刺して、六本出来たので、ちょうど二人分というところでしょう。
お魚グリルでお醤油ぬりぬり焼きました。
竹串が焦げて燃えたりしないように注意しなくてはなりません。
お醤油の素朴な味がなつかしく、おいしいものでした。
海苔を巻いて食べるのもいいですね。
このお団子はたこ焼きと同列に並ぶおやつですので、あつあつを食べるものであります。

屋台の店員さんから串を受け取ってあつあつを食べながら父親と車で出かけたことを懐かしく思い出しました。
by okazunogohan | 2010-06-02 00:50 | ・鹿児島のだんご
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