鹿児島のだんご ③そまんねいぼ(ソマゲ)
地元でも若い人はあまり知らないかもしれない。私も実は本を見るまで知りませんでした。
”ねったぼ”という、おいもともち米で作る芋のモチ 『そまんねいぼ』は、ねったぼの中に、更にそば粉を足したもののようです。 でも、ほんとに地元で食べられてたものなのかな? 知らないものだから半信半疑 * <そまんねいぼの作り方> (材料) ・からいも ・そば粉 ・もち米 少々 (作り方) 芋の皮を取り去り割りこだくる(切る)。 もち米少々と芋を柔らかめに釜でゆでる。 煮えたものが熱いうちにすりこぎなどでつぶし、 そば粉を振り込みながら程よい硬さにつきまぜる。 塩少々を加え餅ぐらいのだんごにする。 ○そのまま黄な粉や黒砂糖などでたべたり冷えたら網焼きにして、しょうゆをつけてもよい。 農作業の間食(とじゅはん)、子どもたちのおやつ、茶うけなどに作られた。 (参考:南日本暮らしの宝シリーズ NO.39) いつもながらアバウトなレシピであります。 早速作ってみました 私はサツマイモ正味200~220g、もち米1/2カップ、そば粉50g作りました。 左が黒砂糖で、右が黄な粉 私的には黄な粉のほうが好きでした。 味とか食感はねったぼに似ているけど、ほわんとそばの香りがしておいしい。 ついつい食べてしまいます。 *そまんねいぼのレシピの最後に 『困った時の田舎言葉』というものが載っていました。 「やっけなそまげ、あぶれば灰がつっ」 ・・・どういう意味なの?ぜんぜんわかりませんが、 そんな言葉が残っているほどに、当時は慣れ親しんだおやつだったのでしょうね。 こんな昔ながらの鹿児島のおやつを、これからも紹介していけたらと思います。 追記: 「やっけなそまげ、あぶれば灰がつっ」 ※表面がべたべたしている”そまんねいぼ”を火であぶると、せっかくおいしく出来ていたのに灰がついてしまう、という意味だそうです。 寝た子を起こすとか、やぶへび的な意味で使うのかな?
by okazunogohan
| 2010-06-07 09:14
| ・鹿児島のだんご
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