●鹿児島のだんご ①高麗餅(コレモチ)
子どもの頃は飽きるほどまわりにあったのでそんなにありがたいとも思わなかったものが故郷を離れてみるとなかなか手に入りにくいものであったり他県では高級だったりして食べたくても食べられなくなってしまった、そんなものってないですか。 郷土菓子というのは、まさにそういったものですね。 そんな郷土菓子を忘れないため、あるいは誰かに知ってもらうきっかけにでもなればと思い、この『鹿児島のだんご』というカテゴリをつくってみました。 この高麗餅(コレモチ)は、昔、鹿児島で桃の節句やお祝い事に欠かせないお菓子だったようですが、今では地元の人でも馴染みの薄いお菓子になっています。 このお菓子は餅とは名ばかり、実際は落雁とかるかんを足して2で割ったような食感の、蒸し菓子の類です。 (かるかんは、米粉と山芋で作った鹿児島の蒸し菓子) 口に含むとしっとりほろほろしていて上品で素朴な味が後をひきます。原材料は実にシンプルで、米粉、あんこ、ほぼそれのみで出来ています。 作り方も上の二つを混ぜて蒸すというシンプルなものですが、それがとても難しいのです。 * <高麗餅の作り方> (材料) ・コレモチ粉 1.3キロ ・砂糖 2キロ ・あんこ 2.2キロ (作り方) あんこと粉を混ぜ、三回ふるいでこす。 砂糖を手早く混ぜ込み、セイロに木枠を入れ、その中にぽろぽろのタネを落とし、 決して押さえつけないようにふんわり入れる。約二時間半強火で蒸す。 (参考:南日本暮らしの宝シリーズ NO.39) 作る量には驚きです。 それで量を減らし、自分なりにアレンジして、コレモチを作ってみました。 白餡を使い、味にバリエーションをつけてみようとおもいったっての試みでした。 黒いのがココア味で緑が抹茶味です。私的には抹茶が好きだったので抹茶のレシピをメモします。 ココアは抹茶の分量をココアにして、バニラエッセンスも少々。 なんだかちょっとガトーショコラっぽかったです。 ☆作りやすい分量 ______________________________ ・白あん 55g ・抹茶 小さじ2 ・上新粉 30g ・塩 ほんの少々 ______________________________ ☆作り方 1.白あんと塩、上新粉をフードプロセッサーでよく混ぜ合わせる。それを、ボウルに入れる。 2.抹茶をいれ、よく混ぜ合わす。混ざったら、大さじ1の熱湯を入れ、よく練り混ぜて裏ごしする。 3.お好きな型に、大きめに切ったラップを敷き、餡を詰める。一度底全体に敷きつめた餡を少しきつく指で押し固め、残りをふんわりと敷きつめ、優しく押さえて固める。(ここではぎゅっと押さない)※底だけはしっかりしておいたほうが崩れにくいので底はしっかり固める。 4.ラップを引っ張って取り出し、全体をしっかりラップで包む。それを、中火で30分から1時間蒸す。 5.取り出して完全に冷めたら切り分けていただく。 失敗するとういろうになります 何となく近いものには仕上がったけどやっぱり本物にはかなわないなあ でも緑茶やほうじ茶と一緒に食べると、素敵なおやつになりそうです。
by okazunogohan
| 2010-05-24 09:17
| ・鹿児島のだんご
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